2022年8月の記事一覧
ヘルパンギーナが出ています。
現在、下記の病気が出ています。
ヘルパンギーナ
夏風邪のひとつです。
保護者の登園届が必要な感染症です。
症状 突然39℃前後の高熱が出て、のどの痛みを訴えます。
扁桃腺の上に小さい水ぶくれがたくさんでき、2~3日たつと潰瘍となります。
熱は1~3日で下がりますが、潰瘍が治るまでには1週間程度かかります。
対応 高熱の間は脱水症状を防ぐため水分をよくとります。
口の中が痛いので、刺激が少なく、のど越しの良い食事を用意しましょう。
おかゆ・プリン・ヨーグルト・ゼリーなど。
(酸っぱいものや辛いものなど刺激が強いものは避ける)
合併症 まれに無菌性髄膜炎を起こすことがあるので、治りかけに高熱、頭痛、嘔吐が見られたらすぐに病院を受して下さい。
登園のめやす 発熱や口の中の水疱や潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること。
手足口病が出ています。
現在、下記の病気が出ています。
★手足口病
主な症状
・手のひらや足の裏、口の中、おしりなどに痛みを伴う水疱ができる。
・熱を伴う。(発熱しないこともある)
・まれに下痢や嘔吐を伴う。
かゆみのある水疱が全身に出ます。感染力が強く、あっという間に広がるので注意が必要です。日ごろから、子どもの皮膚の状態に気を配りましょう。登園届が必要な感染症です。
★潜伏期間:3~5日
★感染経路:飛沫感染・経口感染
★登園のめやす:発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること。
初夏から初秋にかけて流行することの多い病気です。感染力が強く、免疫がつかないので、以前かかったことがあっても再び感染することもあります。
合併症:まれに脳炎・髄膜炎・心筋炎を引き起こします。
対応:手洗い・うがいを徹底して予防しましょう。排泄物にウイルスが含まれるため、オムツ替えは特に注意します。
熱が3日以上続く場合は受診が必要です。
家庭での注意点:口の中に水疱ができている場合、食事がとりづらいので、刺激の少ないものを与えるようにします。食後はうがいをして口の中を清潔に保つようにしてもらいましょう。
水ぼうそうが出ています
現在、下記の病気が出ています。
★水疱瘡(水ぼうそう)
かゆみのある水疱が全身に出ます。感染力が強く、あっという間に広がるので注意が必要です。日ごろから、子どもの皮膚の状態に気を配りましょう。
★登園停止期間 すべての発疹がかさぶたになるまで。
★潜伏期間:10~21日
主な症状
①米粒大の赤く盛り上がった発疹が現れる。
②赤い発疹の数が増え、胴体から全身、頭部まで広がる。
③赤い発疹が、かゆみを持った白い水疱に変わる。
④水疱が3~4日後に、黒いかさぶたになって治癒する。
合併症:搔きこわすと皮膚の細菌感染症、とびひになる場合があります。
感染経路:空気感染・飛沫感染・接触感染が考えられています。
初めは赤いポツポツだけのこともあり、37~38℃の発熱と同時に発疹が出る子ども、
熱が高くなる子、あまり出ない子など子どもによって症状が違います。
アトピー性皮膚炎患者は特に重症化しやすいので注意が必要です。
予防:予防接種→2回に分けて接種します。
接種していても感染することはありますが比較的軽く済むようです。
部屋のこまめな換気・手洗い・うがいが有効とされています。
予防接種を受けていない場合や、まだかかっていない場合は注意しましょう。
★登園できるようになる目安は、一般的に全ての水疱がかさぶたになる7~10日ほどと言われています。
★感染力の強い感染症のため、このような症状があらわれた場合は、登園を控え、早急に医療機関を受診して下さい
★水ぼうそうは出席停止の感染症です。登園は医師の指示に従ってください。
水疱瘡になった子どもの保護者の方へ
発疹を掻き壊さないように、爪を短く切っておきましょう。
口の中に水疱が出来るとしみるので、刺激が少なく消化の良い食事を勧めます。
接触から72時間以内に水痘ワクチンを緊急接種すれば、発症の防止、症状の軽症化が期待できます。
【ほけん】水いぼ
暑い夏がやってきましたね。夏には楽しい活動もたくさんあります。子どもたちが健やかに、そして楽しく過ごせますよう子どもたちが関係しやすい感染症やほけんの情報を“ほけんブログ”で案内していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。